WS9-2Back
栽培化植物ゲノム研究における機械学習の利用
*大柳一
国立国際医療研究センター・臨床研究センター・データサイエンス部・JCRACデータセンター

栽培化という特殊かつ人為的な進化過程は、人類が安定した食料供給などを目的に長期にわたって動植物に加え続けた遺伝的操作の結果である。その過程におけるゲノム動態を理解することは、基礎科学的な興味をそそるだけでなく将来的な地球規模の食料安全保障における手法開発につながる可能性があると考える。本研究ではアジアイネ(Oryza sativa)を栽培化植物のモデル種として取り上げ、亜種間のゲノムイントログレッション(移入)の動態を詳らかにすることを目的とした。高解像度のイントログレス領域地図を作成する手法として機械学習分類器を利用したので、その技術的詳細に触れつつ、研究結果とその科学的意義を論じたい。
keywords: 栽培化;イネゲノム;機械学習

Machine Learning in Domesticated Plant Genomics
*Hajime Ohyanagi
JCRAC Data Center, Department of Data Science, Center for Clinical Sciences, National Center for Global Health and Medicine