WS5-3Back
セントロメア領域での転写再開はR-loopを介して染色体異常を誘発する
Xu Ran[1][2], Tan Crystal[1], *中川拓郎[1][2]
[1]阪大・院理・生物科学, [2]阪大・院理・フォアフロント
セントロメア領域のDNA反復配列はヘテロクロマチン構造を形成するため転写が阻害されている。ヘテロクロマチンによる転写阻害にはセントロメアでの染色体異常を抑制する重要な役割がある。しかし、転写がどのようにして染色体異常を誘発するのかは不明である。我々は分裂酵母を用いて、RNAポリメラーゼIIの進行再開を促進する転写因子Tfs1/TFIISが、セントロメアでのDNA-RNAハイブリッドあるいはR-loop形成を促進すること、また、RNaseH1の過剰発現により染色体異常が減少することを明らかにした。これらの結果から、転写の進行再開はR-loop形成を介して染色体異常を誘発すると考えられる。
keywords: 染色体異常;セントロメア;転写
Transcriptional restart causes gross chromosomal rearrangements through R-loop formation at centromeres
Ran Xu [1][2], Crystal Tang [1], Takuro Nakagawa [1][2]
[1] Dept. Biol. Sci., Grad. Sch. Sci., Osaka Univ.[2] Forefront. Cent., Grad. Sch. Sci., Osaka Univ.