WS2-2Back
In vitro再構成で明らかになってきた複製・転写・翻訳の協調的進行
*末次正幸
立教大・理・生命理学

細胞増殖の基本は、ゲノムを複製し、複製された情報を転写翻訳することにより自身のコピーを生み出すことにある。大腸菌ゲノムの複製サイクルは26種の精製タンパク質をもちいてin vitro再構成することができている。この系(RCR)では環状DNAの自律的な指数増殖が達成される。我々は、鋳型となるDNAに複製遺伝子群をコードさせ、複製された情報の発現により自身のDNAを複製する、いわゆる自己複製系の再構成を進めている。この再構成の過程で、複製と転写が同じDNA分子上で衝突することの問題が浮かび上がってきた。これを回避する機構を融合し、協調的な自己複製を再構成する試みについて紹介したい
keywords: DNA複製:転写:翻訳

In vitro reconstitution of coordination of replication, transcription and translation
Masayuki Su'etsugu
Biol. Sci, Rikkyo Univ.