WS1-4†Back
ニホンオオカミゲノムから見えてきたイヌの初期の進化
*寺井洋平
総研大・統合進化科学研究センター
イヌはユーラシア大陸のハイイロオオカミから分岐し家畜化されたと考えられている。しかし、このイヌの系統と近縁なハイイロオオカミ集団がいないためイヌは絶滅したハイイロオオカミ集団から分岐したと推定されていた。本発表ではニホンオオカミゲノムを、イヌ、ユーラシア大陸のハイイロオオカミ、更新世のオオカミ古代ゲノムとともに解析することにより、イヌの系統がいつ、どこで、どのハイイロオオカミ集団から分岐し、イヌの系統の初期にニホンオオカミの祖先からゲノムが浸透していたことについて報告する。また、その結果から見えてきたイヌの初期の進化と家畜化の起源について考察をする。
keywords: ニホンオオカミ;イヌ;ゲノム
An early stage in the evolution of the dog inferred from the genome of the Japanese wolf
Yohey Terai
SOKENDAI, Res. Evol. Science