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ヤポネシア人の起源をもとめて
斎藤成也[1]
[1]遺伝研・斎藤成也研究室
ヤポネシアは島尾敏雄の造語で、日本列島をラテン語で表現したものです。私が領域代表をつとめる新学術領域研究「ヤポネシアゲノム」は、2018年度に5年計画ではじまり、今年度が最終年度です。計画研究には現代人、古代人、動植物のゲノムを多数決定して解析する3個のゲノム班のほかに、考古学、言語学、大規模ゲノム解析の3班があり、公募研究も多数参加しています。ゲノムデータを中心にして、ヤポネシア人がどのように起源し、どう発展していったのかを調べています。縄文人と弥生人を対比させた1980年代に提案された二重構造モデルがヤポネシア人の成立に関する現在の定説ですが、2015年になって私は「うちなる二重構造」モデルを提案しました。このモデルの妥当性を中心にお話しします。
keywords: ヤポネシア人;うちなる二重構造
In search of origin of Yaponesian
SAITOU Naruya
*SAITOU Naruya[1]