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Wnt依存的なmRNAの核に対する偏りによる中胚 葉・内胚葉運命の分離
*高鳥直士[1]、立木佑弥[1]
[1]東京都立大学・院・理・生命科学

発生生物学の重要課題の一つは、胚葉運命決定の過程を理解することであり、中でも中胚葉と内胚葉の細胞が中内胚葉細胞から生じる過程を細胞・分子レベルで理解することが重要であるが、その詳細はホヤと線虫を含む限られた動物で徐々に明らかになりつつある。ホヤでは中内胚葉細胞の核が移動し、転写因子NotをコードするmRNAを将来中胚葉細胞を生じる領域に局在させ、Not mRNAが中胚葉細胞に非対称に分配されることが中胚葉、内胚葉運命の分離に重要である。今回は、Not mRNAが核の周囲で中胚葉側に偏って分布しており、この偏りが中・内胚葉運命分離に重要であること、この偏った分布がWnt5a依存的であることを報告する。
keywords: 核移動、胚葉形成、Wnt

Separation of mesoderm and endoderm fates via Wnt-dependent shift of Not mRNA localization
*Naohito Takatori [1], Yuuya Tachiki [1]
[1] Biol. Sci, Tokyo Metropolitan University