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オウトウショウジョウバエにおける雄の交尾器pregoniteの形態進化の遺伝基盤
*酒井杏花[1], 田中健太郎[1], 藤近敬子[1], 髙橋文[1, 2]
[1]都立大・院理・生命科学, [2]都立大・生命情報研究センター
オウトウショウジョウバエは、他のショウジョウバエが利用しない成熟前の果実に産卵するため、産卵管が鋸状に肥大化している。産卵管の肥大化が、交尾の際の雌雄交尾器のカップリングに影響し、近縁種との機械的生殖隔離の引き金となったことが示唆されている。特に雄交尾器の鉤状の構造(pregonite)が使われなくなったことが近縁種との比較により明らかとなっている。本研究では、pregoniteの機能喪失によって生じた近縁種との形態的違いの遺伝的背景を明らかにするため、近縁種間で形態差が生じる前後の蛹期における遺伝子発現解析とpregoniteの形態に関するQTL解析から、形態差の原因となる候補遺伝子の探索を行った。
keywords: 形態進化; QTL; 生殖的隔離
Genetic basis of the evolution of pregonite morphology in Drosophila suzukii
*Kyoka Sakai[1], Kentaro M. Tanaka[1], Takako Fujichika[1], Aya Takahashi[1,2]
[1] Dept. Biological Sciences, Tokyo Metropolitan Univ., [2] Research Center for Genomics and Bioinformatics, Tokyo Metropolitan Univ.