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シロイヌナズナ染色体における遺伝子量補正の調査
*生駒拓也[1], サンジャヤ アルビン[1], 池田 美穂[1], 西嶋 遼[1], 村井耕二[1], 阿部知子[2],
風間裕介[1], [2]
[1]福井県大・生物資源, [2]理研・仁科センター
遺伝子量補正とは、性染色体上の遺伝子のコピー数の雌雄差を補正するために、発現量を 増減させる仕組みのことである。この機構は、一部の生物においては常染色体でもはたらくことが知られており、例えばショウジョウバエの常染色体ではヘテロの欠失が 生じた際にこの機構がはたらいて、ヘテロの欠失を発現レベルで補っている。我々は、重イオンビームで誘発したヘテロの欠失をもつシロイヌナズナ変異体(7系統、合計251遺伝子を欠失)について、RNA-Seqをもちいて遺伝子量補正が生じるか調査した。その結果、91遺伝子が発現しており、そのうちの20%に相当する19遺伝子で遺伝子量補正がはたらくことがわかった。
keywords: シロイヌナズナ; 重イオンビーム; 遺伝子量補正
Dosage compensation in Arabidopsis chromosomes
Takuya Ikoma [1], Alvin Sanjaya [1], Miho Ikeda [1], Ryo Nishijima [1], Kouji Murai [1], Tomoko Abe [2], Yusuke Kazama [1],[2]
[1] Dep. Biosci. Biotech., Fukui Pref. Univ. [2] RIKEN Nishina Center.