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抗酸化作用酵素Tsa1によるrDNA安定性維持機構の解明
*大平純之[1], 佐々木真理子[2], 小林武彦[2]
[1]東京大学大学院・理学系・生物科学, [2]東京大学・定量生命科学研究所
出芽酵母のリボソームRNA遺伝子(rDNA)は、ゲノム上に縦列に並んだ巨大なクラスターを形成している。rDNAクラスターではコピー数変動が起こりやすいことが知られており、ゲノム不安定化機構やその抑制機構を解明するためのモデル領域である。我々は先行研究において、TSA1遺伝子が欠損するとrDNAコピー数が激しく変動することを明らかにした。抗酸化作用酵素であるTsa1は活性酸素の一種である過酸化水素の除去や、酸化ストレスへの応答に働くペルオキシレドキシンとして知られている。本発表では、tsa1変異体の解析結果を元に、Tsa1がrDNA安定性維持に関与する機構について議論したい。
keywords: 細胞老化; 出芽酵母; リボソームRNA遺伝子
Understanding the mechanism by which an antioxidant enzyme Tsa1 ensures rDNA stability
*Junno Ohira [1], Mariko Sasaki [2], Takehiko Kobayashi [2]
[1] Dept. of Biol. Sci., Grad. Sch. of Sci., Univ. of Tokyo[2] IQB, Univ. of Tokyo