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受け継がれるハツカネズミの進化史学
鈴木仁
北海道大学
日本の野生ハツカネズミの研究は50年以上の長い歴史をもち、遺伝子の機能解析はもとより、人類史の理解を含め広い方面で多くの学術的な貢献を行ってきた。森脇和郎博士によって収集された世界各地からのハツカネズミのDNA試料と剥製標本は公的機関において保管され研究用資料として一般に公開されている。現在、本資料に関し、100個体以上のサンプルにについてゲノム解析が進められ、先史時代に人類とともにユーラシアに展開した進化史の詳細が明らかにされようとしている。本発表ではミトゲノムに基づく野生ハツカネズミの日本列島への移入の歴史とともに、若手研究者が行っている核ゲノム解析の概要についてもあわせて紹介したい。
keywords: ハツカネズミ;ミトコンドリアDNA; ゲノム解析
Evolutionary biology of the house mouse; from the past to the future
Hitoshi Suzuki
Hokkaido University