2C-12#Back
線虫C. elegansの低温馴化多様性を生み出す酸素と二酸化炭素応答性の神経回路
*岡畑美咲[1], 吉名佐和子[2], 水口洋平[3], 豊田敦[3], 三谷昌平[2], 三浦徹[1], 太田茜[1], 久原篤[1, 4]
[1]甲南大・統合ニューロバイオロジー研究所, [2]東京女子医大・医, [3]国立遺伝学研究所, [4]PRIME, AMED
動物の温度馴化の多様性の理解を目指し、産地の異なる線虫多型株の温度馴化を測定した。その結果、ハワイ株は新しい温度に馴れるのが遅く、オーストラリア株は早かった。この原因遺伝子として VH15N14R.1を同定した。VH15N14R.1は酸素と二酸化炭素を受容する頭部のBAGニューロンで発現していた。BAGはADL温度受容ニューロンと局所回路を構築し、高酸素・二酸化炭素濃度で飼育された多型株ではADLの温度応答性に多様性がみられた。つまり、環境の酸素と二酸化炭素が温度受容ニューロンに影響を与え、個体の温度馴化の多様性が生み出されることが示唆された。
keywords: C. elegans, Temperature, Diversity
Neural circuit responsive to oxygen and carbon dioxide underlying cold acclimation diversity in C. elegans
Misaki Okahata [1], Sawako Yoshina [2], Yohei Minakuchi [3], Atsushi Toyoda [3], Shohei Mitani [2], Toru Miura [1], Akane Ohta [1], Atsushi Kuhara [1, 5]
[1] Inst. for Integrative Neurobio., Konan Univ. [2] Sch. of Med., Tokyo Women’s Med. Univ. [3] Natl. Inst. of Genetics [4] PRIME, AMED