2C-04Back
アカショウジョウバエ自然集団の低温耐性獲得に伴うゲノムの経年変化
上岡瑠奈[1], 小川佳孝[1], 田村浩一郎[1],[2]
[1]都立大・院理・生命科学, [2]都立大・生命情報センター

アカショウジョウバエは、元来熱帯の東南アジアに分布していたが、1980年代から分布域を拡大し、現在では温帯の西日本でも生息が確認されており、この日本集団は台湾に由来したと考えられている。先行研究により、実験集団を用いて低温による人為選択を継代的に続けた結果、低温耐性が大幅に向上した。そこで、実験集団で生じたような低温耐性の獲得が実際の自然集団でも起こったどうかを検証するため、2016年に採集された台湾の集団と1991年、2011年、2020年に採集された日本の集団について、Pool-seqを用いて全ゲノム配列を決定し、日本の自然集団の遺伝的構成が過去30年間にどのように変化してきたかをSNPの頻度によって調べた。
keywords: pool-seq;分布拡大;適応進化

Genomic changes in the Japanese population of Drosophila albomicans after migrating from Taiwan
Runa Kamioa[1]、Yoshitaka Ogawa[1] 、Koichiro Tamura[1],[2]
[1]Dept. Biol. Sci., Tokyo Metropolitan Univ. [2]RCGB, Tokyo Metropolitan Univ.