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アカショウジョウバエ低温適応の実験進化学的解析
近藤朋希[1], 小川佳孝[1], 田村珠雲[1], 井手翼[1], *田村浩一郎[1][2]
[1]都立大・院理・生命科学, [2]都立大・生命情報研究センター

アカショウジョウバエは1980年代に熱帯東南アジアから東アジアの温帯に分布を急激に広げ、現在では西日本にも広く生息する。これまでの研究から、本種は低温耐性の向上によって温帯の冷涼な気候に適応したことが分かっている。そこで、日本集団の起源と推定される台湾の集団を元に5実験集団を構築し、低温による人為選択を50世代以上に渡って続けたところ、全ての集団で低温耐性が大きく向上した。pool-seqによってゲノム全体のSNP頻度の経時的変化を調べたところ、5実験集団で共通した変化が検出された。主成分分析によって、それらは第2主成分として台湾集団と日本集団の間の差異の15%を説明することが分かった。
keywords: 低温耐性;低温順化;適応進化

Experimental evolutionary analyses for cold adaptation in Drosophila albomicans
Tomoki Kondo[1], Yoshitaka Ogawa[1], Mikumo Tamura[1], Tsubasa Ide[1], *Koichiro Tamura[1,2]
[1]Biol, Sci., Tokyo Metropolitan Univ., [2] RCGB, Tokyo Metropolitan Univ.