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GTP 依存的なヘテロクロマチン変動により発現制御されるテロメア近傍遺伝子の1細胞解析
*綾野貴仁[1][2], 沖昌也[1][3]
[1]福井大・院工・生物化学, [2]日本学術振興会・特別研究員, [3]福井大・ライフサイエンスイノベーションセンター
これまでに、一度形成されると安定的に維持されるヘテロクロマチン領域が細胞ごとに変動し、近傍の遺伝子の発現状態を変化させることを明らかにした。しかし、変動のきっかけや、詳細な機構はわかっていない。そこで、変動を引き起こす因子としてGTPに注目し、テロメアサイレンシングの範囲内にあり、GTP生合成に関わる遺伝子IMD2を標的にヘテロクロマチン領域変動の解析を行った。1細胞解析の結果、各細胞でGTP枯渇・減少時の発現状態が異なり、IMD2領域ではGTPに応答してヘテロクロマチン構造が変動することを見出した。
本会では、最新の研究結果をもとに、1細胞解析より明らかとなった、ヘテロクロマチン領域変動機構に関して議論したい。
keywords: 出芽酵母;GTP;一細胞
Single-cell analysis of subtelomeric gene expression regulated by GTP-dependent heterochromatin fluctuation.
*Takahito Ayano [1][2], Masaya Oki [1][3]
[1] Dep. Applied Chem & Biotech. Grad. Eng., University of Fukui. [2] Research fellow, JSPS. [3] Life Science Innovation Center, University of Fukui.