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ヒトとチンパンジーiPS細胞間のエピジェネティック差のゲノム要因
平田真由[1], 一柳朋子[1], 加藤大和[1], 橋本琢磨[1], 新田洋久[1], 仲井理沙子[2], 今村公紀[2], *一柳健司[1]
[1]名古屋大学・院生命農学・動物科学 [2]京都大学・ヒト行動進化研究センター
ヒトとチンパンジーの表現型の違いの中にはエピジェネティックな違いによって生じたものがあると推定される。そこで、ヒトとチンパンジーのiPS細胞のトランスクリプトームとエピゲノムを比較解析した。種特異的H3K4me3領域は転写因子結合モチーフが出現・消失やレトロトランスポゾンの種特異的な挿入によって生み出され、近傍の遺伝子の発現量も変化していた。H3K27me3の種間差については明確なゲノム差との相関が見出せなかった。一方、iPS細胞で見られたエピジェネティック種間差は神経堤細胞のエンハンサー種間差とは相関しておらず、細胞分化過程でのエピゲノム変化プログラムが種間で異なることが示唆された。
keywords: 進化;エピジェネティクス;霊長類
Genomic origins of interspecies epigenetic differences in human and chimpanzee iPS cells.
Mayu Hirata [1], Tomoko Ichiyanagi [1], Hirokazu Katoh [1], Takuma Hashimoto [1], Hirohisa Nitta [1], Risako Nakai [2], Mansanori Imamura [2], *Kenji Ichiyanagi [1]
[1] Grad. Sch. Bioagri. Sci., Nagoya Univ. [2] Center Evol. Orig. Hum Behav., Kyoto Univ.