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細胞の生存は量子効果に支配されている
*安田 武嗣[1], 中島 菜花子[2], 荻 朋男[3], 谷中 智子[1], 後藤 孝也[4], 田嶋 克史[5]
[1]量研・量子生命, [2]量研・量子医科学, [3]名大・環境医学研, [4]大東文化大・健康科学, [5]山形県立中央病院・血液内科

量子生命科学とは、量子的視点で生命現象を解明する学問である。光合成、磁気感覚、酵素作用などに関して、量子生命科学的解明が試みられていた。酵素作用に関しては、アルコール脱水素酵素の水素に対する酵素化学反応について、水素(H)と重水素(D)の質量の違いによる速度論的同位体効果を指標として、この酵素反応に量子トンネル効果が関わることが示されていた。本研究では、同様の手法で、脱アセチル化、DNA切断、タンパク質切断の酵素化学反応に量子効果が関わることを示した。さらに、量子的研究を遺伝学的、細胞生物学的研究と組み合わせることで、量子効果が細胞の生存に必要な重要な機能に大きな影響を及ぼすことを発見した。
keywords: 量子トンネル効果;DNA相同組換え;転写

Cell viability is dominated by quantum effects
*Takeshi Yasuda [1], Nakako Nakajima [2], Tomoo Ogi [3], Tomoko Yanaka [1], Takaya Gotoh [4], Katsushi Tajima [5]
[1] iQLS, QST [2] iQMS, QST [3] Dept. of Genet., RIeM, Nagoya Univ. [4] Dept. of Heal. Sci., Daito Bunka Univ. [5] Dept. of Hemat., Yamagata Prefect. Central Hospital