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マウス生殖細胞におけるSETDB1欠損によるH3K9me3の欠乏はDNAメチル化に依存せずERVKレトロトランスポゾンを脱抑制させる
*川瀬雅貴[1], 杉本大空[1], 一柳健司[1]
[1]名大・生命農

生殖細胞は次世代にゲノム情報を伝達する唯一の細胞であり,この細胞でのゲノム情報や細胞の品質を維持する機構は,種を存続させる意味で正確に働かなければならない.これらの機構を担う要素に抑制性エピジェネティック修飾があり,特にヒストン修飾H3K9me3はレトロトランスポゾンの制御に重要であると考えられている.しかし,生殖細胞における正確な解析は十分なされていなかった.そこでH3K9me3を入れるSETDB1を欠損させた雄マウスの減数分裂期の細胞を用い,H3K9me3欠乏がどのような影響を及ぼすかを解析した.ここでは,H3K9me3とDNAメチル化,そしてオープンクロマチン状態などの解析から,SETDB1とH3K9me3の役割を議論したい.
keywords: 生殖細胞;エピジェネティクス;レトロトランスポゾン

SETDB1 deficiency in spermatocytes causes derepression of ERVK retrotransposons
*Masaki Kawase[1], Hirotaka Sugimoto[1], Kenji Ichiyanagi[1]
Bioagri, Nagoya Univ.