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DNA複製阻害時のDNA二本鎖切断修復と転写制御機構のインタープレイ
*佐々木真理子, 小林武彦
東京大学・定量生命科学研究所

出芽酵母はリボソームRNA遺伝子(rDNA)を約150コピーもち、全てのコピーが縦列に並んだ巨大クラスターを形成している。また、出芽酵母は、rDNAコピー数変動の誘導と抑制のスイッチを切り換えることによって適正なrDNAコピー数を維持している。rDNA領域ではプログラムされたDNA複製阻害が起こり、DNA二本鎖切断(DSB)が生じる。このDSBの削り込みは通常抑制されているが、この抑制が解除されると相同組換えによるDSB修復が起こりrDNAコピー数が変化しやすくなる。DNA複製阻害点近傍の転写活性がDSBの削り込みを制御することがわかってきたことから、本発表ではDNA複製阻害、DSB修復と転写制御のインタープレイがrDNAコピー数変動を制御する機構について議論したい。
keywords: DNAコピー数変化、DNA複製阻害、相同組換え

Interplay between DNA double-strand break repair and transcription during rDNA replication inhibition
*Mariko Sasaki, Takehiko Kobayashi
Institute for Quantitative Biosciences, The Univ. of Tokyo