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SNM1AヌクレアーゼのDNA修復経路選択機構
*塚田耕太郎[1],畠山晋[1],田中秀逸[1]
[1]埼玉大・院理工

SNM1AとはDNA鎖間架橋修復において特異的に機能するヌクレアーゼであり,この阻害が抗がん剤治療における有用なターゲットになることが期待されている。本研究で我々はSNM1Aの機能をアカパンカビを用いて解析した。エピスタシス解析の結果,SNM1AはXPAホモログMUS-43及びREV7ホモログMUS-26の二つの経路で主に機能することが示された。そのため,二つの経路に関するSNM1Aの機能分離変異株の取得を試みた。SNM1Aのドメイン解析を行ったところ,PIP-box (PCNA-interacting peptide-box) 及びUBZ (Ubiquitin-binding zinc-finger) ドメインを持つことが明らかとなった。snm1aのPIP-box変異株のシスプラチン感受性を測定したところ,mus-43欠損との二重変異では感受性が上昇する一方でmus-26欠損との二重変異では感受性が一部抑制された。これらのことから,SNM1AはPCNAとの相互作用を介して二つの経路の選択を行っていることが示唆された。
keywords: DNA修復;SNM1A;アカパンカビ

DNA repair pathway choice of the SNM1A nuclease
*Kotaro Tsukada [1], Shin Hatakeyama [1], Shuuitsu Tanaka [1]
[1] Grad. Sch. of Sci. & Eng., Saitama Univ.