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温度感受性recAts polA大腸菌の成長阻害と同期した活性酸素の蓄積
海藤晃弘[1], 石井朝子[1], 鈴木進悟[2], 椎名隆[2], 笠原宏一[1]
[1]東海大・生物・生物, [2]東海大・医・分子医学

大腸菌のrecAts polA細胞では、SOS反応が起きると細胞が生存可能になる。トランスポゾン変異導入により、反応性酸化種(ROS)代謝に関わるレドックスシャペロンHsp33であるhslO遺伝子が、制限温度でのrecAts polA致死の抑制に必要であることが明らかとなった。近年、致死処理によって活性酸素の蓄積が引き起こされることが報告されている。また、recAts polA細胞は温度制限下で活性酸素を蓄積していることがわかった。カタラーゼを培地に添加すると、recAts polA細胞の温度感受性が緩和され、活性酸素の蓄積が減少することがわかった。これらの結果は、SOS反応とhslOが、酸化的障害を持つ細胞において酸化的障害を許容レベルまで管理し、細胞成長を救済していることを示唆している。
keywords: 修復;酸化ストレス;酸化還元分子シャペロン

ROS accumulation is synchronised with growth inhibition of temperature-sensitive recAts polA Escherichia coli
*Akihio Kaidow [1], Noriko Ishii [1], Sinngo Suzuki[2], Takashi Shiina[2], Hirokazu Kasahara [1]
[1] Biol. Tokai Univ. [2] Mol. Med., Tokai Univ.