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低分子結合による融合パートナーの安定性変化がもたらす酵素進化能への影響
*塚田美結[1], 関貴洋[2], 木村友紀[2], 河合(野間)繁子[1], 梅野太輔[1][2]
[1]千葉大院・融合理工・先進理化学,[2]早大・先進理工・応用化学

タンパク質の構造安定性によって,そのタンパク質の進化能が制限されると報告されている。このことは,融合タンパク質において,一方の進化能がその融合パートナーとなる他方のタンパク質の安定性によって制御され得ることを意味している。実際に,クロラムフェニコールアセチル転移酵素CATとL-arabinose誘導型転写因子AraCをin-frame融合したところ,AraCとリガンドの結合にともなう安定化効果によってCATの変異耐性が向上することを見出した。本講演では,さらに融合パートナーの安定性変化がもたらすCATの進化能への影響を多世代にわたる実験室内進化によって調査したことについても報告する。
keywords: 進化工学;フォールディング安定性;ランダム変異

Metabolite-induced stability control of fusion partner for modulating enzyme evolvability
*Miyu Tsukada [1], Takahiro Seki [2], Yuki Kimura [2], Shigeko Kawai-Noma [1], Daisuke Umeno [1,2]
[1] Grad. Sch. Adv. Integr. Sci., Chiba Univ., [2] Sch. Adv. Sci. Eng., Waseda Univ.