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浅海から汽水域における異なる環境への魚類の環境適応
*長田美沙[1], 寺井洋平[1]
【1】総合研究大学院大学・先導科学研究科・生命共生体進化学専攻
海と河川では水中の光環境や塩濃度が異なる。海と河川に生息するクサフグの眼が、どのように異なる環境へ適応しているか知るために、海と河川で採集し全遺伝子発現量比較を実施した。集団解析から、海産と河川産クサフグは同じ集団だと推定された。クサフグの色覚オプシンであるRH2とLWSの発現パターンは海産および河川産フグの中間の発現パターンであった。そのため、クサフグの視覚は海と河川の両方の光環境を1つの環境として適応している可能性が示唆された。また、河川産クサフグでのみ複数のシャペロン遺伝子の発現量が上昇しており、これはクサフグが海から河川に侵入する際に、異なる塩濃度でも正しく眼を形成維持するためだと推測した。
keywords: オプシン遺伝子;シャペロン遺伝子;環境適応
Adaptation of the eyes of fish to the riverine and marine environments
*Misa Osada【1】Yohey Terai【1】
SOKENDAI , Department of Evolutionary Studies of Biosystems