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DDR複合体による熱活性型レトロトランスポゾンの制御機構
*牛小蛍[1], 陳露[1], 加藤敦之[2], 伊藤秀臣[2]
[1]北大・生命科学・生命システム科学, [2]北大・理・理学
RNA誘導型DNAメチル化(RdDM)経路はトランスポゾンのサイレンシング機構において重要な役割を担っている。DDR複合体は、DRD1、DMS3、RDM1からなり、RdDM経路の重要な構成要素となっている。シロイヌナズナで同定されたONSENは37℃の熱ストレスによって活性化するレトロトポトランスポゾンである。この研究では、DDR複合体によるONSENの活性制御について解析した。その結果、DDR複合体のいずれかのタンパク質を欠失させると、ONSENの転写量が上昇した。48時間の熱ストレスを処理したDDR複合体変異体でONSENの世代を超えた転移が見られた。さらに、DDR複合体構成要素であるDRD1、DMS3、RDM1は、ONSENの転写抑制と転移抑制において独立した機能を担っていることが示唆された。この研究で得られた結果は、RdDMにおけるDDR複合体の役割について、レトロトランスポゾンの制御機構に新たな知見を提供する。
keywords: エピジェネティックス;レトロトランスポゾン;シロイヌナズナ
Regulatory mechanism of heat-active retrotransposons by DDR complex
*SYOUEI GYUU [1], Lu Chen [1], ATUSHI KATO [2], HIDETAKA ITO [2].
[1] Life Sci, HOKKAIDO Univ. [2] Sci, HOKKAIDO Univ.