1B-09Back
転写伸長因子Spt4によるrDNA不安定化を介した細胞老化誘導機構の解析
*横山正明[1], 佐々木真理子[1], 小林武彦[1]
[1]東大・定量研

出芽酵母のリボソームRNA遺伝子(rDNA)領域は、rDNA配列が繰り返して並んだ巨大な反復遺伝子群であり、配列間での組換えによってrDNA配列の数が増減しやすい不安定な領域である。rDNA領域の安定性は出芽酵母の寿命に大きな影響を与えることが知られているが、その詳細な分子メカニズムは未だ判明していない。rDNA安定性を制御する新たな寿命制御因子を同定するため、寿命が延長する遺伝子欠損株のrDNA安定性を解析した。その結果、転写伸長因子Spt4はrDNAの不安定化を誘導することによって細胞老化を促進する老化因子であることが明らかとなった。本発表では、Spt4がどのような分子メカニズムでrDNA不安定化および細胞老化を誘導するのかについて議論したい。
keywords: 出芽酵母、ゲノム安定性、細胞老化

Analysis of the mechanisms by which transcription factor Spt4 promotes rDNA instability and cellular senescence
*Masaaki Yokoyama [1], Mariko Sasaki [1], Takehiko Kobayashi [1]
[1] IQB,The Univ. of Tokyo