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枯草菌の対数増殖期から定常期移行における細胞維持機構の解析
*濱本さくら, 朝井計
東農大・院・バイオ
細菌は栄養が豊富な時期には活発に分裂し、その後、細胞内外の環境の変化から増殖を停止させ定常期へと移行する。細胞内の代謝と細胞分裂を連動させ、細胞増殖の制御をする機構の存在が考えられるが、あまり知られていない。
枯草菌のクエン酸回路における2-オキソグルタル酸からスクシニルCoAを触媒する酵素遺伝子をコードするodhBを欠損させた株ではLB培地で培養すると対数増殖期以降、定常期への移行期に、細胞壁合成に異常をきたしたような細胞が出現し、その後急激に溶菌する。このことからodhB欠損株ではクエン酸回路で得られる還元力や中間代謝産物の不足が定常期の細胞維持機構に不具合が生じたと考え検証している。
keywords: 枯草菌;クエン酸回路;細胞壁合成
Analysis of the cellular maintenance mechanism during the transition state in Bacillus subtilis
*Sakura Hamamoto ,Kei Asai
Bio,Tokyo Univ. of Agri